金波楼の前には薩摩街道が続いています。
薩摩街道は、熊本と薩摩(鹿児島)を結ぶ江戸時代の幹線です。
江戸時代当時は、日奈久から船便も各方面へ出ていました。
また日奈久は文化文政の全国温泉番付にも登場し、
江戸時代に黄金時代を迎えた温泉地でもあります。
明治時代に入ると、宿もぐんと増えて、
文人や名士たちも多く訪れるようになりました。
交通の発達とともに、温泉町はますます栄えていきました。
日中戦争がはじまっても、旅館は陸軍病院の保養所となり、
双葉山などが慰問に訪れたといいます。
現在も、故き良き時代の面影を残す温泉町、日奈久。
ぜひ周辺観光とともに、湯の旅をお楽しみください